2019-09-02

思春期の子育て!辛い時に読むと救われる詩

息子の大学で、入学の2か月前に親のためのオリエンテーションがありました。

家を出て寮生活を送ることになる子供の親としての心構えについて考える良い機会となりました。

とても充実した内容で、特にカウンセリングオフィスの所長であるサイコロジストの先生のセッションはとても興味深く、最後に贈られたポエムが心に響いたのでご紹介します。

ある日、男はさなぎに小さな割れ目を見つけた

数時間じっと座り、割れ目から苦しみながら身体を押し出そうと懸命な蝶の様子を見守った

ところが突然動きが止まってしまった

まるで、出来ることは全てやった、もうこれ以上は頑張れない、と言っているようだった

見かねた男はその蝶を助けてやることにした

男がはさみをつかってさなぎに切り込みを入れると

蝶は難なくするりとさなぎから出てきた

しかし蝶の体は弱弱しく貧弱で、羽は小さくしわしわにしぼんでいた

男は期待に胸を膨らませ待ち続けた

蝶が大きな羽を広げ、その体をしっかり支え力強く立ち上がる姿を

しかし待てど暮らせどそんなことは起こらなかった

その蝶は、弱弱しく貧弱な体と小さくしぼんだ羽で地面を這いずり一生を過ごした

その蝶は、空を飛び回ることは一生できなかった

さなぎの小さな割れ目から体を押し出す蝶の苦しみは、生きていくために必要であることを

その苦しみは蝶の羽に力を与えることを

そしてさなぎから這い出て自由を勝ち取ることが空を飛び回るための準備だということを

その親切な男は知らなかったのだ

苦しみは私たちの人生において時には必要なものだ

何の障害や苦労もない一生では、私たちはだめになってしまう

何の障害や苦労もない一生では、私たちは強くなることはできない

何の障害や苦労もない一生では、私たちは飛ぶことはできない

強くありたいと願うと、神は私たちに強さの代わりに困難を与えた

賢くありたいと願うと、神は私たちに解決すべき問題を与えた

繁栄を願うと、神は私たちに働くための頭脳と筋肉を与えた

勇気が欲しいと願うと、神は私たちに乗り越えるべき障害を与えた

愛が欲しいと願うと、神は私たちに助けを必要としている苦労している人たちを与えた

願い事を叶えて欲しいと乞うと、神は私たちに機会を与えた

神は私が欲しかったものは与えてくれなかったが

私に必要だったものを全て与えてくれたのだ

恐怖や障害に立ち向かえ 私たちは必ず克服できるのだから

“The Butterfly” 作者不明

アメリカの高校生たちは日本の高校生たち同様、様々なストレスを抱えています。

学業に関する学校や親からのプレッシャー、ソーシャルメディアによる人間関係のストレス、将来への不安、大人になることへの恐れなど、その不安は万国共通です。

不安を抱える生徒たち、彼らの親たちへの対応で、高校のカウンセラーオフィスはいつも大忙しです。

そして一年のうちで特に忙しくなるのがSenior Crazy April(シニア・クレイジー・エイプリル)と呼ばれる4月。高校卒業を後2ヶ月弱に控えた最終学年の生徒たちの、親や友達と離れ大学で寮生活をすることへの不安がマックスになる時期です。

カウンセラーは、不安定な心の内を打ち明けにオフィスへ駆け込みにくる生徒たちへ個別、もしくはグループセッションで対応してくれます。

そんな不安定な子供を持つ親の方も当然、子供が自立する準備が本当に今できているんだろうかと心配でたまりません。絶対に大丈夫、と親たちを元気づけるため、大学のカウンセラーはこのポエムを贈ってくれたのです。

息子にも高校生活4年間の間に辛い時期が何度もありましたが、僕のことは心配しないで、と言って、家を出て大学へ引っ越していきました。もがきながら高校へ通い、今、成長し大人になろうとしている息子の姿が蝶と重なりました。

彼の苦しんだ時間は決して無駄になることはないと信じています。

 

 

関連記事

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

ABOUT      CONTACT    SITEMAP    PRIVACY POLICY

%d bloggers like this: